クジラ10頭座礁、死んだリーダー追って?フランス
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【11月3日 AFP】フランス北部カレー(Calais)で2日、ゴンドウクジラ10頭の群れが海岸に乗り上げているのが見つかった。この群れのリーダーだった雄のクジラが死んだ後、自発的に乗り上げた可能性があると専門家は指摘している。海岸で発見されたクジラのうち、これまでに7頭の死が確認されている。
仏中部ラロシェル(La Rochelle)にある海洋ほ乳類研究センター(Centre de Recherche sur les Mammiferes Marins)のジャキー・カルプゾプロス(Jacky Karpouzopoulos)氏によると、群れは繁殖の場と餌を求めて、北大西洋のデンマーク自治領フェロー諸島(Faroe Islands)に向かって深海を移動している途上だった。
カルプゾプロス氏は「家族で自発的に海岸に乗り上げた可能性がある。海中でリーダーの雄が死に、その死骸に残り(のクジラ)がついて来たのかもしれない」と語った。発見当時、6頭はすでに死んでおり、中には体長4.5メートルの雄や巨大な雌がいた。また、地元の消防隊員や動物救助隊がクジラたちを海に帰そうとしている間に死んだ7頭目は雌だった。今後、死因を特定するため解剖が行われる。
生き延びた雌1頭と子ども2頭の計3頭は、満潮の際に無事、海に帰された。(c)AFP