【11月2日 AFP】英国のウィリアム王子(Prince William)と妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)の郊外の別荘の上空が1日、飛行制限区域に設定された。当局は、警備上の配慮のためとしている。

 対象となった別荘は、英イングランド(England)東部ノーフォーク(Norfolk)州にある別荘アンマー・ホール(Anmer Hall)。ウィリアム王子夫妻は、2人の子どもであるジョージ王子(Prince George、2)とシャーロット王女(Princess Charlotte、6か月)とともにここで過ごすことが多い。

 今回の規制により、大半の航空機は今後、寝室10部屋を誇る同邸宅の上空を高度600メートル未満で飛行することが禁止される。

 ただ、同別荘に近いサンドリンガム(Sandringham)に家を持つエリザベス女王(Queen Elizabeth II)のヘリコプターや、ウィリアム王子が勤務中に操縦する救急輸送機などは、規制の対象外になるという。

 ウィリアム王子夫妻は今年8月、ジョージ王子の撮影を試みるパパラッチらの行為は次第に警戒すべきものとなっているとの懸念を、メディアに対し文書で寄せていた。(c)AFP