【10月30日 AFP】米議会下院は29日、共和党の保守派議員ポール・ライアン(Paul Ryan)下院歳入委員長(45)を議長に選出した。長びく共和党内の政治的混乱に終止符を打つのが狙いだ。

 同じ共和党のジョン・ベイナー(John Boehner)現議長は、党内の突き上げを受け、今月末での辞任を表明していた。

 2012年の大統領選では副大統領候補になったライアン氏は、これまで予算と税金の分野で活躍してきた。ウィスコンシン(Wisconsin)州選出。分裂状態の党内の結束を条件に議長選出馬に合意し、435議席中236票を獲得して、1869年以来最年少の下院議長となった。大統領が弾劾など何らかの理由で大統領職を去る場合には、大統領権限継承順位で副大統領に次ぐ2位となる。(c)AFP/Michael Mathes