【10月30日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、レスター・シティ(Leicester City)のクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督が、ご褒美として選手たちにピザを振る舞った。

 リーグ戦で首位マンチェスター・シティ(Manchester City)から勝ち点3差の5位と上位につけるレスターを指揮するラニエリ監督は、試合で完封すれば選手たちにピザをごちそうすると公言していた。

 そしてついにレスターは、今季公式戦12試合目にして本拠地キング・パワー・スタジアム(King Power Stadium)でクリスタルパレス(Crystal Palace)を1-0で下した。約束を守り、ラニエリ監督は29日にレスター(Leicester)市内中心部にあるレストランで勘定を持った。

 チェルシー(Chelsea)やバレンシア(Valencia CF)、ユベントス(Juventus)、ASモナコ(AS Monaco)で指揮を執った経験を持つラニエリ監督は「そうだ、私が払う。今日食べるこのピザは彼らにふさわしい。クリスタルパレス戦は非常にきびしいものだったが、この勝利がチームに素晴らしいスピリットをもたらすだろう。ともに食事をして、サッカーを語ることは良いことだ」とコメントした。

「過去のクラブでもご褒美を提供したことがあった。席をともにするには良い機会だ。チームの絆につながる」

「頑張ればその後楽しめると選手も分かっている。彼らが楽しむことを願っているよ」

 メニューからアルコールは抜かれたが、ラニエリ監督は「飲む?飲むのは水だろう」と笑顔を見せた。

 さらにイタリア人指揮官は、面白おかしくクラブのサポーターに感謝を述べ、ファンをピザと比べた。

「私たちがここでやっていることはピザのようなものだ。うまく作るには正しい材料が必要だ。選手、チームスピリット、ファン、そして多少の幸運がね」

「ファンはトマトなんだ。トマトが無ければピザは作れない。われわれにトッピングされれば、勝ち点40を手にすることができるだろう」

 ミッドウイークのキャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2015-16)4回戦のハル・シティ(Hull City)戦で敗れたレスターは、31日に行われるリーグ戦でウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)の敵地に乗り込む。(c)AFP