【10月30日 AFP】カナダの警察当局は29日、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するルーカス・ピアソン(Gustavo Lucas Domingues Piazon)容疑者とU-22ブラジル代表でチームメートのアンドレイ・ダ・シウバ・ベントゥラ(Andrey Da Silva Ventura)容疑者に対し、7月に行われたパンアメリカン競技大会(Pan American Games)期間中の性的暴行容疑で逮捕状を取った。

 チェルシー側は「報道を注視している」との声明を発表したものの、それ以上のコメントを出していない。

 現在イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のレディング(Reading FC)でプレーするピアソン容疑者とカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のボタフォゴFR(Botafogo FR)に所属するアンドレイ容疑者は、今年7月25日の夜にトロント(Toronto)のナイトクラブで21歳の被害女性ともう一人の女性と遊び、その後女性の自宅で共謀して暴行した容疑がかけられている。

 トロント市警の捜査官は会見で、「被害女性は家に着いた後に眠り込んだ。男2人はその後ベッドルームに入り、女性を暴行した」と会見で発表した。この2日後に両容疑者はブラジルへ帰国している。

 ピアソン容疑者は2011年8月にチェルシーに入団し2017年までの契約を結んでいるが、これまでにマラガ(Malaga CF)やフィテッセ(Vitesse Arnhem)、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)などのローン移籍先でプレーする時間が多くなっている。(c)AFP