【10月27日 AFP】ジンバブエの動物保護区の近くで、密猟者に毒を盛られた疑いのあるゾウ22頭の死骸が新たに発見された。同国では、ここ2ヵ月で約40頭のゾウが死んでおり、密猟者の犯行とみられている。

 ジンバブエ公園・野生動物保護当局の報道官は27日、AFPに対し、シナメテラ(Sinamatela)地区で22頭のゾウの死骸と象牙35本を回収したと語った。初期段階の調査で、シアン化物のような有毒物質が使われたことが示唆されている。

 同国では約2週間前、ボツワナ国境に近いワンゲ国立公園(Hwange National Park)外の2か所で計26頭のゾウの死骸が見つかっている。また先月にも、毒物を使った相次ぐ犯行で計14頭のゾウが死んでいる。(c)AFP