【10月25日 AFP】フィリピン出身のプロボクサー、マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)が来年4月9日に行われる試合をもって現役を引退して政治活動に専念すると、プロモーターを務めるボブ・アラム(Bob Arum)氏が米スポーツ専門サイトのESPN.comで明かした。

 アラム氏は、先週米ニューヨーク(New York)で引退試合についてパッキャオと話し合いを行ったとし、「ニューヨークでのディナーの際に、彼が言ったことを伝えよう」と語った。

「真剣な話し合いの中、彼は『ボブ、うまくいけば(来年)5月の中頃にはフィリピンの上院議員に選出されることになる。その時点で私はボクシングに従事できなくなる。上院議員に集中し、議会に出席しなければならないからだ』と言っていた」

「マニーは4月9日のこの試合が彼の最後の戦いになると言ったんだ」

 対戦相手はまだ決定していないが、アラム氏は元ジュニアウエルター級王者のアミール・カーン(Amir Khan、英国)や無敗のジュニアウエルター級王者テレンス・クロフォード(Terence Crawford、米国)の名前を言及している。また、同氏はファン・マヌエル・マルケス(Juan Manuel Marquez、メキシコ)やティモシー・ブラッドリー(Timothy Bradley、米国)の名前も挙げている。

 試合会場についても決まっていないが、アラム氏は米ラスベガス(Las Vegas)での試合を予想している。(c)AFP