IS人質救出作戦で死亡した米兵、国防総省が身元公表
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【10月24日 AFP】米国防総省は23日、イラクで前日未明に米特殊部隊とクルド人治安部隊「ペシュメルガ(Peshmerga)」が共同で実施した人質救出作戦中に死亡した米軍兵士の身元を公表した。イラクで米兵に死者が出たのは、2011年以来。
オクラホマ(Oklahoma)州出身のジョシュア・ウィーラー(Joshua Wheeler)曹長(39)は、22日未明、イラク・ハウィジャ(Hawijaj)近郊にあるイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の軍事拠点に拘束されていた人質70人を救出した作戦で死亡した。
ウィーラー曹長は米陸軍レンジャー部隊の出身で、アフガニスタンとイラクに計3回派遣されていた。米軍によると、特殊部隊の隊員として11回の出動経験があったという。また、メディアが情報源を明かさず伝えているところによれば、人質解放作戦や対テロ作戦でたびたび出動する米エリート特殊部隊「デルタ・フォース(Delta Force)」の隊員だったという。
アシュトン・カーター(Ashton Carter)米国防長官は23日の記者会見で、米軍がこうした人質救出作戦を今後も実施することが予想されると述べている。(c)AFP