南アフリカがデュプレアの逆転トライで4強入り、ラグビーW杯
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【10月18日 AFP】ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)は17日、準々決勝が行われ、南アフリカ代表は23-19でウェールズ代表を下し、準決勝進出を決めた。
南アフリカは主将のフーリー・デュプレア(Fourie Du Preez)が後半35分にトライを決め、ロンドン(London)のトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)で劇的な勝利を収めた。
ウェールズが19-18とリードする中、ハイネケ・メイヤー(Heyneke Meyer)ヘッドコーチ(HC)にテストマッチからの引退を先延ばしにするよう説得されていたデュプレアは、ナンバー8のドウェイン・フェルミューレン(Duane Vermeulen)の卓越したパスを受けると、インゴール手前で組まれたスクラムの裏を駆け抜けた。
ブライアン・ハバナ(Bryan Habana)が内側に切れ込んでマークについていたウェールズのアレックス・クスバート(Alex Cuthbert)を引きつけると、その間をデュプレアが突いてトライを決めた。
荒々しい一進一退の攻防で、南アフリカのこれ以外の全得点はハンドレ・ポラード(Handre Pollard)が挙げている。
初戦で日本代表に32-34で敗れた南アフリカの並外れた白星にデュプレアは、「厳しい試合だった、あちらは懸命に向かってきた」とコメント。
「『押しのけろ、押しのけ続けろ』と自分たちに言い聞かせた。誰かが倒れていたとき、彼らに『今はやらなきゃならないときだ、行くぞ』と声をかけると、彼らはやってくれた」
デュプレアの得点で南アフリカに4点差を付けられたウェールズは、キックを蹴るダン・ビガー(Dan Biggar)が頭部の負傷のためピッチを離れる中、リードを奪い返すためにトライが必要になった。ビガーはキックで14点、さらにギャレス・デービス(Gareth Davies)が挙げたチーム唯一のトライをお膳立てした。
南アフリカは、この日行われたもう1試合の準々決勝でフランス代表を下したニュージーランド代表と準決勝で激突する。(c)AFP