辺野古埋め立て承認取り消し、沖縄県知事
このニュースをシェア
【10月13日 AFP】沖縄県の翁長雄志(Takeshi Onaga)知事は13日、米軍普天間飛行場(Marine Corps Air Station Futenma、MCAS Futenma)の県内移設へ向けた、名護市辺野古沿岸部の埋め立てに関する前知事による承認を取り消した。
沖縄県庁で記者会見した翁長知事は、2013年の前知事による承認には「瑕疵(かし、法的な問題)が認められ、取り消しが相当だと判断した」と語った。
今回の翁長知事の取り消しにより、普天間飛行場移設の先行きは不透明となり、沖縄県と政府の対立は法廷闘争に持ち込まれる見込みだ。1996年に普天間飛行場の全面返還が表明された後、辺野古移設案には米軍基地の閉鎖と県外移設を求める住民らの怒りの矛先が向けられてきた。(c)AFP