パッキャオ、手術した肩は「ほぼ回復した」
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【10月13日 AFP】フィリピン・ボクシング界のレジェンドであるマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)は、訪問中の米ニューヨーク(New York)で12日、手術を受けた肩の状態は「80から90パーセント回復した」として数週間以内には練習に復帰する見込みであると発表した。
ラスベガス(Las Vegas)で行われたフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)との「世紀の一戦」で0-3の判定負けを喫したパッキャオは、その数日後の5月7日に断裂した右肩腱板の修復手術を受けた。
パッキャオは前週、来年には現役を引退して政治活動に専念すると発表し、最終戦の相手としてメイウェザー、アミール・カーン(Amir Khan、英国)と交渉中であると明かしている。
13日に国連(United Nations)でアジア・ゲーム・チェンジャー(Asia Game Changer、アジアの変革者)賞を授与されることになっているパッキャオは、ニューヨークのアジア協会(Asia Society)で記者会見に臨み、「肩は80から90パーセントは回復しており、11月か12月には練習を開始できると信じている。来年早々、3月までには戦える」とコメントした。
2010年から母国で国会議員を務めているパッキャオは先日、来年5月に実施される上院議員選挙に立候補することを表明している。
将来、大統領に立候補する可能性について質問が及ぶと36歳のパッキャオは、「現時点では、その考えはない」と答えた。フィリピンの法律では、大統領候補に立候補するためには40歳に達していなければならない。
キリスト教の宗派を変更したパッキャオはまた、「大統領になることは人間の企てではなく、神のはかりごとだ。誰が大統領になるかなんて、わかるはずがないだろう?」と強調した。
パッキャオは16歳でプロボクサーに転向し、前人未踏の8階級制覇を成し遂げている。(c)AFP