【10月13日 AFP】(写真追加)オーストラリア西部ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州の砂漠地帯で行方不明になっていた男性が13日、6日ぶりに無事発見された。水もない砂漠の酷暑を、黒アリを食べて生き延びたという。

 警察発表によると、発見された男性はレッグ・フォーガディ(Reg Foggerdy)さん(62)。狩猟旅行中の7日、同州ゴールドフィールズ(Goldfields)のラバートン(Laverton)近くにあるシューターズシャック(Shooter's Shack)キャンプに向かう途中で行方不明になった。

 家族の通報を受け捜索していた警察当局によって、フォーガディさんは13日、行方不明になった地点から約15キロ離れた場所で発見された。

 ゴールドフィールズ警察の幹部は、地元紙ウエストオーストラリアン(West Australian)に対し、フォーガディさんは2日間、水もなく、1本の木の下にじっと座っていたと説明し「彼は黒アリを食べて生き抜いた。素晴らしいサバイバル技術だ」と語った。(c)AFP