【10月12日 AFP】ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)は11日、1次リーグが終了を迎えた。以下の5選手は姿を消すことになったものの、大会にしっかりとしたインパクトを残した。

■DTH・ファンデルメルバ(DTH van der Merwe)/カナダ代表

 カナダのバックス陣のプレーは時折目を見張るもので、その中でも南アフリカ生まれのウイング、ファンデルメルバは冷静なフィニッシャーだった。

 29歳のファンデルメルバはイタリア戦で自陣で自ら攻撃の口火を切ると最後はインゴールに飛び込み、大会屈指のトライを決めた。

 ファンデルメルバは全4試合でトライを奪っており、精鋭たちの仲間入りを果たした。これまでに同記録を達成したのは元ニュージーランド代表のジョナ・ロムー(Jonah Lomu)氏と元イングランド代表のウィル・グリーンウッド(Will Greenwood)氏のみとなっており、ウェールズのスカーレッツ(Scarlets)は来季からファンデルメルバを迎えることをこの上なく喜ぶことだろう。

■ネマニ・ナドロ(Nemani Nadolo)/フィジー代表

 その体の大きさ(身長195センチメートル、体重130キロ)が非常に印象的な選手であるナドロは、しなやかでエネルギッシュだ。イングランド戦では彫像のような体格を生かし、フィールドを横切るキックパスをアンソニー・ワトソン(Anthony Watson)と空中で競り合いながらキャッチし、トライを決めた。

 1試合の出場停止を受けてウェールズ代表戦では欠場となったが、その試合で善戦したフィジーにとってナドロの姿がなかったことは痛手だった。それでも、プール最終戦のウルグアイ戦では1トライを含む17得点を挙げている。