【10月12日 AFP】アフリカ中部のカメルーンとチャドで10~11日にかけて、隣国のナイジェリアを拠点とするイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」によるものとみられる自爆攻撃が相次ぎ、合わせて50人が死亡した。

 カメルーンでは11日、北部Kangaleri村のカフェで女2人が自爆し、治安当局や地元情報筋によると9人が死亡、29人が負傷した。このうち数人は重傷だという。

 隣国チャドでも10日、チャド湖(Lake Chad)沿岸のバガソラ(Baga Sola)で3件の連続爆発があり、計41人が死亡、48人が負傷したと同国政府が明らかにした。

 爆発の1件は市内の魚市場を狙ったもので、他の2件は郊外の難民キャンプで起きた。人道支援団体や治安当局によると、複数の人物が人混みの中で自爆したという。

 バガソラの難民キャンプには、ナイジェリアやチャドからボコ・ハラムの襲撃を逃れてきた人たちが収容されている。(c)AFP