【10月10日 AFP】マイクロブログのツイッター(Twitter)が、最高経営責任者(CEO)に正式復帰したジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏の下、経費削減の一環として来週、数千人規模の一時解雇(レイオフ)に踏み切る見込みだと、米テクノロジー関係ニュースサイト「Re/code」が9日、報じた。

 同サイトは、計画されているレイオフは全社規模にまたがり、ツイッターの総従業員約4200人のおよそ半数を占めるエンジニアにも及びそうだと伝えた。これまで「一対多数」のメッセ―ジサービスを主眼としてきたツイッターは現在、方針の改変に合わせエンジニアチームの再編を行っており、レイオフもその影響を受けたものだとみられる。

「Re/code」の報道では情報源は匿名とされているが、ツイッター側はレイオフはうわさや臆測に過ぎないとして報道に関するコメントを控えている。

 ツイッターの共同創始者であるドーシー氏がCEOを務めるのは、07-08年に続いて2回目。7月1日付で前CEOのディック・コストロ(Dick Costolo )氏が辞任した後、暫定CEOとして指揮を執り、先週正式にCEOに就任した。自らが創設したモバイル決済会社「スクエア(Square)」のCEOと兼任する。

 06年に創業したツイッターは一躍、世界的現象となったが、ユーザーが3億人を超えたところで伸びが鈍化するなど、復帰したドーシー氏には大々的な巻き返しが期待されている。(c)AFP