スペイン、カソルラとアルカセルの活躍で本大会へ 欧州選手権
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【10月10日 AFP】欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は9日、各地で予選が行われ、グループCのスペインは4-0でルクセンブルクに快勝し、本大会出場を決めた。
前回王者のスペインは、サンティ・カソルラ(Santi Cazorla)とパコ・アルカセル(Francisco 'Paco' Alcacer Garcia)がそれぞれ2得点を記録し、格下のルクセンブルクを退けた。
スペインはこの勝利で、12日にキエフ(Kiev)で対戦するグループ3位ウクライナとの勝ち点差を5とし、本大会出場を確実にした。
しかし、スペインはこの試合でダビド・シルバ(David Silva)とアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が負傷し、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)が再びサポーターからブーイングを受けるなど、後味の悪い結果となった。
スペインのビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督は試合後、「われわれにとって困難な瞬間が何度か訪れたが、チームとしてうまく対応できた」とコメントしている。
「全体的にディフェンスはよく機能していたし、今日は多くのチャンスを作れたと思う。もう少し得点が欲しかった」
カソルラは、国営テレビシオン・エスパニョーラ(Television Espanola)に対し、「最終的に予選を突破することができた。これに満足してはいけないことは分かっている。良いプレーをし、勝利を手にすることができた」と語った。
「監督は信頼を示してくれた。今回の2得点につながったよ」
セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)を負傷で欠いたスペインは、欧州選手権の予選で初めてレアル・マドリード(Real Madrid)の選手の名前がない先発メンバーで試合に臨んだ。
そして昨季終了後、FCバルセロナ(FC Barcelona)の3冠を祝う場でレアルをやゆして批判を集めたピケは、今回の試合でもホームのファンから手厳しいブーイングを浴びている。
選手やデル・ボスケ監督は、ファンにピケをサポートするよう求めていたが、2試合連続で願いは聞き入れられず、失望を示している。
この件についてカソルラは、「はっきり言って不愉快だ。あなたたちはピッチに大きな影響があることを分かっていない。ジェラールは気持ちが強いから大丈夫だが、同じことが起きないよう願う」と語った。(c)AFP