デンマークの動物園、今度はライオンの公開解剖を計画
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【10月9日 AFP】デンマークの動物園が8日、子どもたちの目の前でライオンの解剖を行う計画を発表した。同国では2014年にも、コペンハーゲン(Copenhagen)市内の動物園がキリンに対して同様の処置を行い、世界中から激しい怒りの声が上がったことがある。
デンマーク中部にあるオーデンセ動物園(Odense Zoo)の飼育員がAFPに語ったところによれば、「ライオンを解剖する理由は、そこから多くの知識を得られると考えているから」という。
このライオンは、同動物園のライオンの数が増えすぎたために9か月前に殺処分され、その後は冷凍貯蔵庫で保管されている。
解剖は、15日に予定されており、デンマークの学校の秋休み期間中にあたることから、見学者の中には大人も子どもも含まれると予想される。
2014年2月にはコペンハーゲンの動物園が、健康なキリンを殺処分し、子どもたちの目の前で解剖したとして、非難の嵐を巻き起こした。
生後18か月のキリンのマリウスをめぐっては、新たな受け入れ先を提案する多数の申し出や、インターネット上の救出を求める嘆願書に集まった数千件の署名にもかかわらず殺処分が行われたため、同動物園の科学責任者が殺害脅迫を受ける事態となった。(c)AFP