セレーナ・ゴメス、難病発症で化学療法と告白
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【10月9日 AFP】米人気歌手のセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)さん(23)が、難病のループス(全身性エリテマトーデス)を発症し、密かに化学療法を受けていたことを明らかにした。
ゴメスさんは2013年12月、アジアとオーストラリアでのツアーを中止し、一人きりの時間や、米アリゾナ(Arizona)州のリハビリセンターに入る時間が必要だと発表していた。
この発表を受け、ゴシップ報道が過熱。何らかの依存症の治療や、カナダの人気アイドル、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)さんとの破局が原因ではないかとの臆測を呼んでいた。
だが、8日に米誌ビルボード(Billboard)が掲載したインタビューで、ゴメスさんは、体の免疫系が健康な組織を破壊する慢性疾患のループスを発症していたことを公表。
「私はループスと診断され、化学療法を受けていました。休暇はそのためだったのです」と語った他、ゴシップ報道について、「何も知らないくせに。化学療法を受けているのよ、このろくでなし、と言ってやりたかった」と回想している。
また、米人気歌手テイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんとの友情にも支えられたといい、「(スウィフトさんは)私に元気をくれた」と語っている。
米国ループス財団(Lupus Foundation of America)によると、ループスにかかっている人は世界で約500万人と推定され、患者は出産適齢期の女性に偏っている。
ゴメスさんは自らの病状について詳しくは語らなかったが、この病気の一般的な治療薬はメトトレキサート(Methotrexate)と呼ばれる化学療法剤で、極少量が抗炎症剤として使用され、副作用の一つには抜け毛がある。(c)AFP