PO進出のヤンキース、サバシアがアルコール依存症の治療で離脱
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【10月6日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のC・C・サバシア(C.C. Sabathia)は5日、チームがプレーオフに備える中でアルコール依存症の治療のため戦列を離れることを明らかにした。
サバシアは声明で、「本日、私は自らアルコール依存症の更生施設に入り、専門家のケアと病気の治療を受けることになりました」とコメントした。
「野球と、兄弟同然のチームメートを愛しています。ワールドシリーズに向けた最後の一押しのため、チームが一丸となるべきときに、離脱することも十分に自覚しています」
「今こうすることに深く胸が痛みますが、私自身と家族のために、更生する義務があります」
サバシアの決断によってヤンキースのジョー・ジラルディ(Joe Girardi)監督は、6日に行われるヒューストン・アストロズ(Houston Astros)とのア・リーグワイルドカードゲームで勝つために、先発ローテーションを組み直す必要に迫られることになる。
ジラルディ監督は、ベテラン左腕のサバシアについて、必要ならばアストロズ戦ではブルペン投手として起用し、さらにカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals))との地区シリーズに進出した場合は、先発ローテーション入りさせる計算だった。
しかし、サバシアは自身の健康状態を最優先にするとして「自分の病気を抑制し、父親としても選手としても良い人間になりたい」と語った。
ヤンキースのブライアン・キャッシュマン(Brian Cashman)ゼネラルマネジャー(GM)は同日、ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)でチームの練習が行われる中、「今日のような記者会見を行うとは」思っていなかったと口を開いた。
しかしながら、彼は問題をさらけだして前進しようとするサバシアの勇気をたたえると、「その他のことは、すべて後回しだ」とコメントした。(c)AFP