ラオニッチとツォンガも1回戦敗退、大気汚染の影響は否定 中国オープン
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【10月6日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2015)は5日、男女シングルス1回戦が行われたが、ジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)とユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)は目まいに苦しめられた。
ブシャールが第2セットで棄権を表明した一方で、ツォンガは最後までプレーを続けたものの、6-7、2-6でオーストリアのアンドレアス・ヘイダーマウアー(Andreas Haider-Maurer)に敗れた。
第2セットの途中でタイムアウトを取ったツォンガは、聴診器を胸に当てられるなどした後、薬を飲んでコートに戻った。しかし調子は戻ることなく、世界ランク64位のヘイダーマウアーに2回戦行きの切符を譲った。
この日、北京(Beijing)の大気汚染指数は「Very Unhealthy(とても不健康)」で、ファンの中にはマスクを着用している人もいた。それでもツォンガは、何が自身の体に影響を及ぼしたのかは分からないとコメントしている。
「分からない。自分では、酸素が足りているかどうかなんて分からないからね。僕はテニスをするだけ。今日は、相手が自分より良かっただけだ」
「なんだかふらふらした。1回走って、リターンするために戻ったときに目まいがした。深刻な事態にならないことを願うよ」
前日の女子シングルスでは、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)とペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が調子を崩して姿を消しており、ツアーのトップ選手では他にも、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が残りのシーズン全休を発表、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が中国オープンを欠場した。
他の試合では、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)が4-6、4-6でヴィクトル・トロイキ(Viktor Troicki、セルビア)に敗れ1回戦で敗退したものの、2回戦でプレーしたアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)は、1セットダウンから逆転で3回戦進出を決めた。(c)AFP/Talek HARRIS