バングラ首相、邦人殺害へのIS関与を否定
このニュースをシェア
【10月5日 AFP】バングラデシュのシェイク・ハシナ(Sheikh Hasina)首相は4日、日本人男性を含む外国人2人を殺害したとするイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の犯行声明を否定し、警察は同組織の犯行を裏付ける証拠をまだ入手していないと述べた。
バングラデシュ北部では前日の3日、日本人のホシ・クニオ(Kunio Hoshi)さん(66)が何者かに銃で撃たれて死亡。また先週には、首都ダッカ(Dhaka)の外国人が多く住む地域で、イタリア人のチェーザレ・タベッラ(Cesare Tavella)さん(50)が撃たれて死亡した。ISは両事件で犯行声明を出している。
ハシナ首相は記者会見で「われわれは、依然として(ISの)関与を確認できていない。捜査が必要だ」「われわれはなんの手掛かりも持っていない。誰かが犯行声明を出したとしても、なぜそれを受け入れなければならないのか?」と述べた。
首相はまた、ISのような組織は同国で活動していないとした上で、「われわれの情報機関は積極的に活動している。こうしたテロ組織のいかなる活動も、わが国では許さない」と述べた。(c)AFP/Shafiqul ALAM