【10月3日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)の最上位スポンサーが2日、会長選まで現職にとどまると明言しているジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長の即時辞任を相次いで要求した。

 前週ブラッター会長に対する捜査が開始されたことを受け、コカ・コーラ(Coca-Cola)、マクドナルド(McDonald's)、ビザ(Visa)、バドワイザー(Budweiser)はそれぞれ声明を発表し、全社が79歳の会長の辞任を求めた。

 数十年にわたる契約を通じ数億ドルをFIFAに注いできたスポンサー陣が、明確にブラッター会長の辞任を要求したのは今回が初めてとなる。

 スポンサーの要求に対しブラッター会長の弁護士は声明を発表し、会長は現職にとどまると断言した。

 スポンサー側は、サッカー界を史上最大の危機に陥れた汚職スキャンダルの発覚により、今となってはブラッター会長の地位は擁護されるべきではないとしている。(c)AFP