アムステルダムの売春宿「労使は言葉が通じるべし」 欧州司法裁
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【10月2日 AFP】欧州司法裁判所(European Court of Justice)は1日、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)の売春宿経営者は、「飾り窓」で客引きをする売春婦と同じ言語を使う能力がなければならないとの判断を下した。
オランダでは売春は合法だが人身売買は認められていない。欧州司法裁判所は言語の要件によって全てが公明正大になるとし、声明の中で「雇用する売春婦と同じ言語で会話することを経営者に義務付けることは可能だと判断した」と述べた。
欧州司法裁判所に提起されたのは、アムステルダムの売春宿経営者が新たに2店舗の開店申請をしたものの、売春婦の話すハンガリー語とブルガリア語を話せないことを理由に地元当局に認可を拒否された事例。オランダ当局は、そういった言語の要件を売春宿経営者に求めることが、公正な競争を保証する欧州連合(EU)の単一市場規則のもとで認められるかどうかの判断を欧州司法裁判所に求めていた。(c)AFP