「牛食べた」と疑われた男性、約100人から暴行受け死亡 インド
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【9月30日 AFP】(一部更新)インドの警察当局は30日、ヒンズー教で食べることが禁じられている牛肉を食べたという流言を流されたイスラム教徒の男性(50)を集団で殴って殺害した容疑で、6人を逮捕したと明らかにした。
警官幹部がAFPに語ったところによると、死亡したのは、ムハンマド・アクラク(Mohammad Akhlaq)さん(50)。今月28日に首都ニューデリー(New Delhi)郊外にある家から引きずり出され、約100人から暴行を受けた。
この警官幹部は「警官らが現場に到着した時、群衆がアクラクさんの家の前にいた。警官らはアクラクさんを何とか救出し病院に搬送したが、命を助けることはできなかった」と述べ、「6人を逮捕し、さらなる影響を食い止めるために追加の人員を配置した」と明らかにした。
アクラクさんの息子(22)も襲撃で重傷を負い、近隣の病院で集中治療を受けている。
インドにはイスラム教徒やキリスト教徒、少数の仏教徒も暮らしているが人口の大半をヒンズー教徒が占めており、多くの州で牛を殺すことが禁止されている。