【9月24日 AFP】米交流サイト(SNS)大手フェイスブック(Facebook)は23日、ニュースフィードに360度全方位を見られる動画の投稿機能が加わったと発表した。フェイスブックのビデオ・エンジニアリング・ディレクター、マハー・サバ(Maher Saba)氏が同社ブログで明らかにした。

 360度カメラで撮影した動画は、まるで動画を見ている人が映像の中心にいるかのように周囲の風景をぐるりと見渡せる。

 デスクトップPCでは、画面上のカーソルを動かして見ている動画の視点を変える。モバイル端末では、画面を指でスライドするか端末を手に持って動かすと、その動きに応じて動画の角度も変わる。

 この新機能のスタート時点で、ウエアラブルカメラ「GoPro」やドキュメンタリーTV「ディスカバリー(Discovery)」、米人気バラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live)」が360度動画を提供するほか、米ディズニー(Disney)傘下のルーカスフィルム(Lucasfilm)も近々公開予定の映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(Star Wars: The Force Awakens)』をフィーチャーした360度動画を投稿する見通しだ。

 動画の中の世界へ没入体験を味わえるこの機能は、ウェブブラウザや米グーグル(Google)のOS、アンドロイド(Android)搭載のモバイル端末を対象としているが、「数か月以内」には米アップル(Apple)のiOS搭載端末でも利用可能とする計画だという。(c)AFP