【9月21日 AFP】ギリシャで20日、総選挙の投開票が行われ、公式の中間発表によるとアレクシス・チプラス(Alexis Tsipras)前首相率いる急進左派連合(SYRIZA)が勝利をほぼ確実とした。

 開票率が50%を超えた時点で、急進左派連合の得票率は35.54%で、中道右派の新民主主義党(New DemocracyND)の28.07%を上回っている。

 急進左派連合は、パノス・カメノス(Panos Kammenos)党首率いる独立ギリシャ人党(Independent GreeksANEL)と再び、連立を組むとみられている。

 一部中間発表では、ギリシャの極右ネオナチ政党「黄金の夜明け(Golden Dawn)」の得票率が7.09%で第3党となっており、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が6.42%でその後に続いている。

 投票を棄権したとみられる有権者は45%近くに上り、1月の選挙での36%から大幅上昇となった。今回の選挙は、財政緊縮策への賛否を問うための国民投票を含め、今年に入りギリシャで3度目の投票となる。(c)AFP