【9月21日 AFP】ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)に出場している南アフリカ代表のスカルク・バーガー(Schalk Burger)が20日、記者会見に臨み、日本代表戦での黒星を「忘れて」、素早く立ち直るすべを見つけ出さなければならないと語った。

 19日に行われた日本戦で34-32とW杯史上最大の番狂わせを喫したスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)で、バーガーはナンバー8を務めていた。

 スプリングボクスは26日に行われるサモア代表との試合に敗れれば、プールBでさらなる危険に直面することになる。

 まさかの敗戦に終わり母国でチームが酷評される中、バーガーは「この敗戦を忘れて、できる限り早く前へ進んでいく必要がある」と語った。

 批判の中にはハイネケ・メイヤー(Heyneke Meyer)ヘッドコーチ(HC)の解任を求める声もあり、ファンからはW杯初戦の体たらくに怒りの声が挙がっている。

 サモア戦に向けて分析と軌道修正が必要だとするバーガーは、「まず、なぜ負けたかを、なぜ日本からあれだけのプレッシャーを受けたかを理解していくべきだ。あの試合で露呈した弱点が分かれば、前に進むことができる。すぐ把握していかなければ。明日にはあの試合のことを忘れて、サモア戦に集中する」とコメントした。

 ジャパンラグビートップリーグのサントリー・サンゴリアス(Suntory Sungoliath)でもプレーするバーガーは一方で、日本の「目を見張る」頑張りをたたえ、日本のラグビー界、世界のラグビー界にとって大きな動きになったと続けた。

「フィールドにいた6人のチームメートの中で英語が分かる選手たちと話をしたが、大喜びしていた」

「彼らはこの半年私たちを目標とし、それを達成した。エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)の功績だ。目を見張るパフォーマンスだった」

「これから何年もこの試合のハイライトを目にすることになるだろう。ラグビー界全体、そして次のW杯を開催する日本にとっては、最高の出来事だった」

(c)AFP