【9月20日 AFP】在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は、国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」の前指導者で殺害されたウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の副官を務めた人物が、シリアにおける同国政権側の民兵組織との戦闘で死亡したと発表した。

 ラフマン代表は、「アルカイダ系武装組織『アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)』の主要な指導者の一人であるアブル・ハサン・チュンシ(Abul Hassan al-Tunsi)容疑者は18日、シリアのイドリブ(Idlib)にあるイスラム教シーア派(Shiite)の2つの村の周辺で起きた政権側の民兵組織との戦闘で死亡した」と述べた。

 同代表によると、チュンシ容疑者は60代で、2012年にシリア入りした。同容疑者はビンラディン容疑者の元副官の一人で、アルカイダの幹部としてアフガニスタンやイラクで戦闘に参加していた。(c)AFP