【9月20日 AFP】ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)の日本代表戦で、W杯史上最大の番狂わせを喫した南アフリカ代表のハイネケ・メイヤー(Heyneke Meyer)ヘッドコーチ(HC)が、謝罪した。

 W杯で2度の優勝を誇る南アフリカは、19日に行われたプールB初戦の日本戦に32-34で敗れた。

 メイヤーHCは「これまでの指導者としてのキャリアの中で最悪の瞬間。非常に大きな警鐘だ」と語った。

 すでに8月のラグビーチャンピオンシップ(2015 The Rugby Championship)でアルゼンチンに歴史的な敗戦を喫していた南アフリカを率いる47歳のメイヤーHCは、自らを奮い立たせて残り試合を全勝し、プールの首位に立たなければならないとした。

「われわれは誇りある国を代表している。国民に謝罪する。敗北を認め、上方修正していく。簡単にはいかないかもしれない。しかし、コーチとしてその責任を取らなければならない」

 メイヤーHCは、史上最も経験豊富なスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)のフィフティーンが、数え切れないミスに苦しまされる様子を力なくスタンドから見つめた。

 指揮官は、「彼ら(日本代表)の功績だ。見事なプレーで耐え抜いた。厳しい相手であることは分かっていたが、われわれは自分たちのプレーぶりに集中していた。4つのトライで十分だと考えていたが、規律が十分ではなかった。日本の守備は素晴らしかった」とコメントした。

 一方で、2007年大会を制したスプリングボクスでコーチングスタッフを務めた日本のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、その点について同意しなかった。

「ボクスは立ち直る。彼らは誇り高きチームだ」

「今日はどこか違う場所にいたのだろう。今日の試合についてではなく、サモア戦のことだったり、準々決勝のことだったり、違うことを考えていたのだろう」

(c)AFP