FCバルセロナ、赤十字とともに難民救済の基金立ち上げ
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【9月19日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は18日、赤十字(Red Cross)と共同で難民救援のために寄付を募る基金を設立すると発表した。
クラブは声明で、「チームを応援する社会層全員(会員(ソシオ)、ファン、ファンクラブ)及びスポーツ関係者(プロ選手、コーチ陣)、経済業者(スポンサーなど)に、このキャンペーンに参加し、赤十字への寄付を行うよう呼びかける」と発表した。
リオネル・メッシ(Lionel Messi)やネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)といったスター選手が広報活動の先頭に立ち行われる寄付キャンペーンは、20日に本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われるレバンテ(Levante)戦で立ち上げられることになっている。
またFCバルセロナは、バルセロナ(Barcelona)に流入する難民が適応しやすいよう、地元自治体と協力体制を取っていくことも明かしている。
スペインのサッカー界は、これまで欧州が直面している難民の流入に対する多くの支援が試みられている。
ハンガリーの女性カメラマンに足を引っ掛けられて転倒する場面が世界的に報じられ話題となったシリア難民の男性は、サッカーコーチ養成学校での職を手にし、スペインでの新たな生活をスタートさせることになった。
また、レアル・マドリード(Real Madrid)は100万ユーロ(約1億3000万円)の寄付、ビジャレアル(Villarreal CF)は20日に行われるアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)戦の入場料のすべてを難民支援のために寄付するなどとしている。(c)AFP