【9月18日 AFP】インターネット小売り大手アマゾン・ドット・コム(Amazon)は17日、価格49.99ドルの廉価版タブレット型端末を発売すると発表した。日本での販売価格は8980円に設定されている。

 発表された廉価版タブレット「Fire」の画面サイズは7インチ。ストレージは8ギガバイトで9月30日に販売開始予定。米国では6台セット250ドル(約3万円)のパック販売もあるという。

 より高価なタブレット型端末や携帯端末を最近発売したばかりの米アップル(Apple)に対抗し、低価格製品で市場での生き残りを図るアマゾンは、この他にも新しい「Fire HD」を発表。8.1インチと10.1インチの2機種がラインアップされ、価格はそれぞれ149ドル(日本では1万9980円)と229ドル(同2万9980円)とアップルの新型iPadと比べてかなり低く設定されている。

 一方、市場での伸び悩みをみせていた携帯端末「Fire Phone(ファイアフォン)」をめぐっては、最近、事実上の販売中止に追い込まれたとみられている。正式な発表はまだないが、購入できない状態がしばらく続いていることからそのような臆測が専門家筋から出ている。(c)AFP/Rob Lever