【9月16日 AFP】フランスのアルプス(Alps)山脈で15日、雪崩が発生し、登山客7人が死亡した。地元当局者がAFPに明らかにした。

 雪崩は同日正午(日本時間午後7時)ごろ、エクラン山塊(Massif des Ecrins)のドムドネージュ(Snow Dome)で発生。標高4015メートルのこの山塊は登りやすいため、多くの登山客が訪れている。

 検察当局者の話では、死者のうち4人がドイツ人、3人がチェコ人だった。この他ドイツ人女性1人がけがをし、病院で手当てを受けている。

 アルプスでは、特に冬場に雪崩が散発し、登山客やスキー客が巻き込まれることがある。フランスの雪・雪崩研究機関によると、今年に入って少なくとも39人が雪崩で死亡。今年の事故としては同日の犠牲者が最も多く、過去10年間で見ても最多規模となった。(c)AFP