【9月15日 AFP】米ミシシッピ(Mississippi)州で14日、大学講師の男が、同居していた女性を殺害した後、車を数時間運転して勤務先の大学を訪れ、同僚の教授を射殺したとみられる事件が起きた。

 教授が殺害されたデルタ州立大学(Delta State University)では、銃を所持し危険とみなされているシャノン・ラム(Shannon Lamb)容疑者の警察による捜索が行われる間、構内が封鎖された。

 ミシシッピ州ゴーティエ(Gautier)市の警察は、ラム容疑者の自宅で起きた女性殺害事件の捜査中、北に500キロ近く離れた同大学構内での発砲事件の通報を受けた。地元紙ビロクシ・サン・ヘラルド(Biloxi Sun Herald)は、ラム容疑者の自宅で殺害されたのは、同容疑者と同居していた女性だと報じている。

 デルタ州立大学は、構内に銃を発砲している者が目撃された後、学生らに対して「建物から出ず、窓から離れる」ことを求める警報を発布。その後、イーサン・シュミット(Ethan Schmidt)教授(米国史)が殺害されたことが確認された。

 大学側は、犯人は既に構内にいないとの見解を示したものの、警察は全校舎の捜索を行った。WLBTニュースによると、警察が犯人の捜索を行う間、周辺の学校も封鎖された。(c)AFP