【9月12日 AFP】さまざまなアクションをこなす小さな配管工──コンピューターゲーム史上、最も有名なキャラクターの一人、マリオ(Mario)が登場するゲーム「スーパーマリオブラザーズ(Super Mario Bros.)」が13日、発売から30周年を迎える。

 青いオーバーオールに赤い帽子、立派な口ひげ──一目で分かるマリオは、ゲーム界の類まれなキャラクター。これほど有名なゲームのキャラクターは「トゥームレイダー(Tomb Raider)」の主人公ララ・クロフト(Lara Croft)や、ソニック・ザ・ヘッジホッグ(Sonic the Hedgehog)、「パックマン(Pac-Man)」など、数えるほどしかいない。

 1985年9月13日に日本で「スーパーマリオブラザーズ」が発売されて以来、マリオは世界中で愛されてきた。マリオが登場するゲームの累計販売数は3億1000万本以上に及んでいる。もっとも、「スーパーマリオブラザーズ」の発売前にマリオはゲーム「ドンキーコング(Donkey Kong)」に登場し、「ジャンプマン(Jumpman)」などと呼ばれていた。

 1985年といえば、ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)米大統領(当時)が2期目を迎え、エチオピアの飢饉(ききん)への寄付を募る大規模なチャリティーコンサート「ライブ・エイド(Live Aid)」が開催された年だ。

 ゲーム大手任天堂(Nintendo)は記念すべき節目に合わせ家庭用ゲーム機「Wii U」向けにマリオが登場する最新ゲーム「スーパーマリオメーカー(Super Mario Maker)」を発売した。(c)AFP/Mehdi CHERIFIA