地中海渡った移民・難民、今年43万人超える
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【9月12日 AFP】国際移住機関(International Organization for Migration、IOM )は11日、今年1月以降に地中海(Mediterranean Sea)を渡って欧州入りした移民・難民が43万人を超えたと発表した。このほか、2750人近くが途中で死亡したとしている。
IOMによると、今年1月1日からこれまでに地中海沿岸の欧州諸国に到着した移民と難民は、計43万2761人。内訳は、ギリシャが30万9356人、イタリアが12万1139人、スペインのマルタ(Malta)島が100人となっている。
IOMは先週の発表ではこれまでに欧州に入ったのは計36万4000人としていた。人数の急増についてIOMの広報担当者は、ギリシャ政府が移民の登録システムを改善したためで、到着する移民が急増したわけではないという。
ギリシャ政府は7日、レスボス(Lesbos)島に移民の緊急登録センターを設置。当局者は10日、今週だけで2万2500人の新規登録を行ったと述べていた。(c)AFP