【9月24日 AFP】伊電力大手エネル(Enel)傘下のエネル・グリーンパワー(Enel Green PowerEGP)は前月31日、ブラジルで553メガワット(MW)の電力供給契約を獲得したと発表した。6億ドル(約720億円)を投資して3つの発電所を新設するという。

 EGPのフランチェスコ・ベントゥリーニ(Francesco Venturini)社長兼CEOは発表声明で、「画期的な契約を獲得できて非常に喜ばしく思っている。この契約によって、EGPはブラジルにおける太陽光発電分野のトップに上り詰めた」と述べた。

 既にEGPはブラジルで発電能力計818メガワットの太陽光発電プロジェクトと700メガワットの風力発電事業も落札している。

 31日発表のEGP声明は新たに落札した20年間の電力供給契約について、EGPをブラジルの太陽光産業全域における最先端企業に押し上げ、同社が中南米地域で進める成長戦略をさらに確固たるものとしたと評価している。

 EGPは、2017年までの完工および操業を目指した新たな太陽光発電施設をバイア(Bahia)州とピアウイ(Piaui)州内の3か所に建設する計画で、これらの新設発電所が「ブラジルでの発電需要を満たし、重要な貢献を果たす」としている。(c)AFP