【9月11日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)の監査・コンプライアンス委員会のドメニコ・スカラ(Domenico Scala)委員長は10日、会長の任期を最大3期とするなど、汚職問題に揺れるFIFAの改革案を明らかにした。

 8つの改革案の中には任期制限や会長、幹部の給与額開示、委員へのより厳正な監査、総会での理事選出、さらにFIFAと各委員会の構造改革などが盛り込まれた。

 スカラ氏は、「今後のFIFAにとってはさらなる改革が不可欠である」とコメントしている。

 またスカラ氏は、「理事会がFIFAの組織内で最も問題を抱えている部分の一つ」であるとし、各大陸の連盟の推薦によって決定されていた理事を、総会での投票により決定する計画を明かしている。

 改革案は、ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長の後任を決める会長選が行われる来年2月26日の特別総会で投票が行われる。最終的な改革案は、フランソワ・カラード(Francois Carrard)氏が委員長を務める改革委員会が提案を行う。(c)AFP