2015年MTVビデオ・ミュージック・アワード、テイラー・スウィフトが振り返る
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【9月10日 MODE PRESS】先月30日に開催された2015年MTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV Video Music Awards、VMA)で、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が4部門での最多受賞を果たした。
テイラーが4冠を達成したのは、最優秀ビデオ賞、最優秀コラボレーション賞、最優秀女性アーティスト・ビデオ賞、最優秀ポップ・ビデオ賞だった。
受賞が決まり、テイラーのミュージックビデオに登場していたセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)といったセレブの友人らと共にステージに上がったテイラーは、受賞の喜びをこう語った。
「ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)に感謝しています。この2015年、男性がプリンセス、女性が兵士を演じることのできる世界に暮らしていることをうれしく思います」
テイラーには7月、ラップ歌手のニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)とツイッター(Twitter)上で舌戦を繰り広げた後に、ニッキーに対し公式に謝罪するという騒動が持ち上がっていた。
授賞式では、ニッキーがオープニングアクトととして登場。新曲「ザ・ナイト・イズ・スティル・ヤング(The Night is Still Young)」を披露していた際にテイラーがサプライズでステージに立つと、ファンは大きな歓声で迎えた。その後2人はテイラーの大ヒット曲「バッド・ブラッド(Bad Blood)」をデュエット、最後は大きなハグで舞台を後にした。
さらにテイラーは、マイケル・ジャクソン・ビデオ・ヴァンガード賞を獲得したカニエ・ウエスト(Kanye West)の授賞プレゼンターとしても登場した。
実はテイラーとカニエにも以前、不仲の時期があった。2009年のVMAで、カニエがテイラーの受賞スピーチを遮ったことが発端だった。テイラーはその時の様子をからかうように、こんな言葉でカニエを紹介した。
「カニエは音楽、ファッション、人生において、クリエーティブな力とは何かを定義付けてくれています。私はあなたの受賞を本当にうれしく思っています、でも後はどうぞ[以前ステージで私のマイクを奪ったように]自分で続けて下さいね・・・」
ステージに立ったカニエはこう切り出した。「まず何よりテイラー、寛大な言葉をどうもありがとう。初めて君に会った日のことをよく思い出します・・・当時自分に娘がいたら、誰かのマイクを奪い取るようなことをしただろうか?とね」
その後カニエは、2020年の米次期大統領選に立候補するという衝撃の出馬表明で受賞スピーチを締めくくった。このジョークに司会のマイリー・サイラス(Miley Cyrus)は機転を利かせ、「これで皆さん分かりましたね、カニエ・ウエストがマリファナを吸うとどうなるかってことが!」とコメントして観客の笑いを誘った。
この他、マーク・ロンソン(Mark Ronson)が「アップタウン・ファンク(Uptown Funk)」で最優秀男性アーティスト・ビデオ賞、ニッキーが「アナコンダ(Anaconda)」で最優秀ヒップホップ・ビデオ賞、フェティ・ワップ(Fetty Wap)がアーティスト・トゥー・ウオッチ賞[最優秀新人賞]をそれぞれ受賞した。
2015年MTVビデオ・ミュージック・アワード各部門の受賞作品とアーティストは以下の通り。
- 最優秀ビデオ賞:「バッド・ブラッド」/テイラー・スウィフト feat. ケンドリック・ラマー
- マイケル・ジャクソン・ビデオ・ヴァンガード賞:カニエ・ウエスト
- アーティスト・トゥー・ウオッチ賞:フェティ・ワップ
- 最優秀ポップ・ビデオ賞:「ブランク・スペース(Blank Space)」/テイラー・スウィフト
- 最優秀女性アーティスト・ビデオ賞:「ブランク・スペース」/テイラー・スウィフト
- 最優秀男性アーティスト・ビデオ賞:「アップタウン・ファンク」/マーク・ロンソン feat. ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)
- 最優秀ロック・ビデオ賞:「ユマ・サーマン(Uma Thurman)」/フォール・アウト・ボーイ(Fall Out Boy)
- 最優秀ヒップホップ・ビデオ賞:「アナコンダ」/ニッキー・ミナージュ
- 最優秀コラボレーション賞:「バッド・ブラッド」/テイラー・スウィフト feat. ケンドリック・ラマー
- ソーシャルメッセージビデオ賞:「ワン・マン・キャン・チェンジ・ザ・ワールド(One Man Can Change the World)」/カニエ・ウエスト
- 最優秀監督賞:「オールライト(Alright)」/ケンドリック・ラマー
- 最優秀編集賞:「7/11」/ビヨンセ(Beyonce)
- 最優秀アートディレクション賞:「ソー・メニー・プロズ(So Many Pros)」/スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)
- 最優秀視覚効果賞:「ホエア・アー・ユー・ナウ(Where Are U Now)」/スクリレックス&ディプロ(Skrillex and Diplo)feat. ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)
(c)Bang Showbiz/MODE PRESS