露の幼稚園児2人、トンネル掘り脱走 「ジャガーを買いたくて」
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【9月9日 AFP】ロシア中部ウラル(Ural)連邦管区のマグニトゴルスク(Magnitogorsk)で、5歳の男児2人が、高級車のジャガー(Jaguar)を買うためにトンネルを掘り、幼稚園から脱走した。同国の日刊紙コムソモリスカヤ・プラウダ(Komsomolskaya Pravda)が8日、報じた。
同紙によると、幼稚園の庭での屋外活動中に2人は姿を消した。地元チェリャビンスク(Chelyabinsk)州の当局もAFPの取材に対し、男児らが幼稚園を脱走する騒ぎが「数日前」にあったことを認めたが、詳細は不明としている。
脱走した男児2人は、高級車を販売しているショールームを目指し、2キロの道のりを歩いた。子どもだけで歩いているところを車で通りがかった女性が見つけ、何をしているのかと声をかけたところ、子どもたちは、ジャガーを買うために幼稚園から出てきたがまったく金を持っていない、と答えたという。女性は2人を自分の車に乗せ、警察へ連れて行った。
同紙が幼稚園職員の話として伝えたところによると、男児2人は数日前から脱走を準備し、砂場用のシャベルを使って幼稚園のフェンスの下にトンネルを掘っていた。男児たちがいなくなったことに幼稚園側が気付いたのは脱走から30分後で、地元の教育当局は当時の引率担当者を解雇し、園長を戒告処分とした。(c)AFP