トルコ警官のミニバスに爆弾、12人死亡 PKKとの衝突激化
このニュースをシェア
【9月8日 AFP】トルコ東部で8日、警察のミニバスを標的とした爆弾攻撃が発生し、少なくとも警官12人が死亡、3人が負傷した。治安筋は非合法のクルド人武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers' Party、PKK)」による犯行だとして非難している。
攻撃されたミニバスはアゼルバイジャンとの国境にある東部ウードゥル(Igdir)県のディルウジュ(Dilucu)検問所に向かっていた。トルコではクルド人が多数派を占める南東部で今月6日に、政府軍兵士16人が殺害され、治安部隊とクルド人武装勢力の衝突が激しさを増している。
多数のトルコ軍兵士が死亡した事態を受けてトルコのアフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)首相は、トルコ東部の山岳地帯のPKKの戦闘員を「全滅させる」決意を示した。
トルコのアナトリア(Anatolia)通信によるとトルコはクルド人武装組織に対する掃討作戦を開始した。8日早朝には50機以上のトルコ軍機が大規模な空爆を行い、PKK戦闘員「35~40人」を殺害したと伝えられている。(c)AFP/Fulya OZERKAN