郊外住宅地のカエル、雌が圧倒的多数 米研究
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【9月8日 AFP】米国の郊外に生息するカエルの個体数について、雌が雄の2倍近くになっているとの研究結果が7日、発表された。きれいに刈り込まれた芝生や、殺虫剤その他の汚染物質などが原因で、カエルの生殖系に乱れが生じている可能性があるという。
米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)9月7日号に発表された研究は、米コネティカット(Connecticut)州南西部の郊外と森林にある21の池を対象としたものだ。
論文主執筆者で、米エール大学森林環境学大学院(Yale University School of Forestry and Environmental Studies)博士課程学生のマックス・ランバート(Max Lambert)氏は「郊外にある池では、雌の出生率が、森林の中にある池に生息するカエル個体群のそれのほぼ2倍だった」と語る。
「このように明白な証拠とみなされる事実は、驚くべきものだった」