【9月7日 AFP】ドイツ政府は7日、国境を越えて押し寄せる記録的な数の難民を支援するため、さらに60億ユーロ(約7990億円)を追加拠出すると表明した。一方、フランスは今後2年間で2万4000人を受け入れる方針を明らかにした。

 独仏両政府からの圧力を受け、欧州連合(EU)は現在、難民受け入れ分担を義務付ける新たな案の策定を進めている。EUの2大経済大国である独仏は合わせて、この計画で定住支援対象となっている難民12万人の半分近くを受け入れることになる。

 AFPの取材に対し関係者が明らかにしたところによれば、ギリシャやイタリア、ハンガリーの負担を減らすため、ドイツが3万1443人、フランスが2万4031人、スペインが1万4931人の難民を受け入れる予定。EUの新たな難民受け入れ分担案は9日に、ジャンクロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)欧州委員長が発表する。(c)AFP/Frank ZELLER