大番狂わせのアンダーソン「人生最高の試合」―全米オープン
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【9月8日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は7日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第15シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)が7-6、6-3、6-7、7-6で第3シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を相手に大番狂わせを演じ、四大大会(グランドスラム)で自身初となる準々決勝に進出した。
過去7戦全敗のグランドスラム4回戦を初めて突破したアンダーソンは、準々決勝で全仏 オープンテニス(French Open 2015)覇者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)と対戦する。
一方、2012年大会覇者のマレーは、グランドスラムでの連続ベスト8入り記録が18で途絶えている。28歳のマレーがグランドスラムで準々決勝進出を逃すのは、2010年の全米オープンが最後となっていた。
アンダーソンは試合後、「人生最高の試合になった」と喜びを語った。
「アンディは闘志にあふれた素晴らしい選手だ」
「第3セットのタイブレーク以降は、とにかく食い下がろうとした。今日の第4セットのタイブレークみたいなプレーがいつもできることを望むよ」
「この勝利は自分にとって最高の結果だ」
先月のウィンストンセーラム・オープン(Winston-Salem Open 2015)でツアー通算3勝目を挙げているアンダーソンは、1992年大会のウェイン・フェレイラ(Wayne Ferreira)氏以降では初めてとなる南アフリカ勢の全米オープン8強入りを果たした。
「ここまで勝ち抜けて興奮している。アンディのような選手に勝てて、一歩前進したような手応えを感じている。驚きだ。最高の結果だよ」
対マレー戦で1勝5敗と負け越していたアンダーソンは、この試合で25本のサービスエースを記録し、トップ10以内の選手とのこれまでの連敗記録も15で止めている。(c)AFP/Jim SLATER