【9月6日 AFP】サッカー国際親善試合が5日に行われ、ブラジルは1-0でコスタリカを下した。

 米ニュージャージー(New Jersey)州ハリソン(Harrison)のレッドブル・アリーナ(Red Bull Arena)で親善試合を行ったブラジル代表は、フッキ(Hulk)が挙げたこの試合唯一の得点で勝利を決めた。

 失意のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)以来、久しぶりに代表へ招集されたフッキは、これで代表の先発争いに名乗りを上げた。ブラジルは10月、敵地サンティアゴ(Santiago)で、W杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選初戦のチリ戦に臨む。

 ブラジルは前半10分、フッキがペナルティーエリア内で相手DFとのボールの競り合いを制し、代表復帰を自ら祝うゴールを決めて先制した。

 しかし、オスカル・ラミレス(Oscar Ramirez)新監督の就任初戦ということもあって、ほとんどチャンスが作れないコスタリカに対し、ブラジルは後半にはマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)とドウグラス・コスタ(Douglas Costa)が絶好のシュートを外すなど、追加点を挙げられなかった。

 最後の10分はネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を投入したドゥンガ(Dunga)監督だったが、2点目は生まれなかった。ネイマールはコパ・アメリカ(2015 Copa America)でもらったレッドカードの処分が残っており、南米予選の最初の2試合は出場できないが、北米で2試合行われる今回の親善試合では、メンバーに招集されている。

 ブラジルは8日に米アメリカンフットボール(NFL)のニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)が本拠地とする、マサチューセッツ(Massachusetts)州フォックスボロ(Foxborough)のジレット・スタジアム(Gillette Stadium)で、米国代表と対戦する。

 この2つの親善試合はいわば前哨戦で、本番は10月に行われるW杯予選のチリ戦、ベネズエラ戦となる。(c)AFP