【9月5日 AFP】タイ国家警察は4日、先月17日に首都バンコク(Bangkok)で20人が死亡した爆発事件の容疑者として逮捕した外国人の男2人は、防犯カメラに写っていた主犯格ではないとする見解を明らかにした。

 爆発が起きる直前の「エラワン廟(びょう)」(Erawan Shrine)の防犯カメラには、黄色いシャツを着た男がリュックをベンチの下に置く様子が映っていた。

 一方、タイ警察が逮捕した外国人の男2人は、共に国籍は未確認ながら、アデム・カラダグ(Adem Karadag)容疑者とユスフ・ミエライリ(Yusufu Mieraili )容疑者と氏名が特定された。2人は爆発事件の犯行組織の一員だった疑いがもたれている。

 逮捕によって捜査は進展するとみられていたが、警察は証拠から判断して2人は主犯格ではないだろうと述べている。(c)AFP