パッキャオは「2016年に引退」、プロモーターのアラム氏語る
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【9月4日 AFP】プロボクサーのマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)のプロモーターを務めるボブ・アラム(Bob Arum)氏が3日、パッキャオは2016年にあと1戦行った後でグローブを置き、政治家としての活動に専念するつもりだと明かした。
アラム氏は、3日付のロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)紙の夕刊で、現在36歳のパッキャオが政治家としての道を追求し、フィリピンの上院議員選挙に立候補したい考えを持っていることを明かした。
中国から同紙の電話インタビューに応えたアラム氏は、「あと1戦して、その後にフィリピンの上院選に立候補するつもりだと思う。もう2試合くらいやるかもしれないが、とにかく本人にとって都合のいい数に決めて、それから立候補するだろう」と話した。
ペイパービュー購入数440万件を集めた5月のフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)戦で、パッキャオは右肩の腱を断裂する負傷を抱えたまま試合に臨み、0-3の判定の末に敗れた。
パッキャオはすでに肩の手術を終えているが、アラム氏は、パッキャオとメイウェザーの再戦が実現する可能性は低いと話している。
「私の聞いた話では、メイウェザーはもうすぐ引退する。再戦の可能性もなくはないが、たくさんの条件を満たさなくてはならない」
メイウェザーはすでに、9月12日に米ラスベガス(Las Vegas)で行うアンドレ・ベルト(Andre Berto、米国)戦が現役最終戦になると話しているが、メイウェザーは過去のタイトルマッチでも同じように発言しながら現役を続行してきただけに、ほとんどの人はこの言葉を真に受けていない。(c)AFP