【8月3日 AFP】(写真追加)中国は3日、北京(Beijing)の天安門広場(Tiananmen Square)で行った抗日戦争勝利70年を記念する軍事パレードで、新型の対艦弾道ミサイル「DF-21D」を披露した。中国国営メディアは「空母キラー」と称している。

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領ら招待した各国首脳が見守る中、礼砲70発が発射されて始まったパレードでは、ロシアからの派遣部隊を含む数千人の部隊が編隊を組み、天安門広場を行進。戦車やミサイルが続き、晴れた上空を航空機200機が儀礼飛行した。

「DF-21D」が公開されるのは今回が初めて。軍事専門家は、太平洋上に展開する米空母を攻撃できる能力があり、太平洋における米国とのパワーバランスを塗り替える可能性があると指摘している。中国国営テレビの解説者は、「DF-21D」を「切り札」だと述べている。(c)AFP