パルミラ神殿破壊、衛星写真で確認 国連
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【8月29日 AFP】国連(United Nations)は28日、シリアのパルミラ(Palmyra)遺跡にあるバール・シャミン神殿(Temple of Baal Shamin)が破壊されたことを衛星写真で確認したと明らかにした。同遺跡の破壊はイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」によるもので、国際社会から非難が集中している。
国連訓練調査研究所(ユニタール、UNITAR)は、同研究所の観測衛星応用計画が、6月26日と今月27日に同じ場所を撮影した写真を比較してみたという。
「主要な建造物が破壊されていることを確認した。ただし、周りの円柱への影響は少ないようだ」とUNITARは声明で述べている。
粒子の粗い画像では、古代都市パルミラで2番目に重要とみなされている有名な同神殿が、「粉々に吹き飛ばされている」と、同研究所の広報担当者はAFPに述べた。(c)AFP