ハンガリー南部の国境沿いの町、難民に警官隊が催涙弾発射
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【8月26日 AFP】ハンガリー南部、セルビアとの国境沿いの町ロスケ(Roszke)で26日、ハンガリーの警官隊が難民センターを立ち去ろうとする約200人の難民に向けて催涙弾を発射した。警察当局者がAFPに述べた。
警察当局者によると、難民らが難民センターで指紋を採取される前に立ち去ろうとしたため、警察が介入したという。現地のAFP記者によると現在は鎮静化している。
欧州連合(EU)加盟国のハンガリーでは、EU非加盟国のセルビアから、過去最多の2500人以上の難民が到着した25日以降、緊張が高まっている。警察当局によると難民の大半はシリア、アフガニスタン、パキスタンからで、子ども555人が含まれていた。
難民の急増を受けて、ハンガリーの警察庁長官は来月5日からセルビアとの国境に約2100人の警官を増員すると発表していた。増員される警官隊は「国境ハンター」と呼ばれ、すでに24時間体制で国境を警備している約1000人の警官隊を補佐して国境全域をパトロールする。(c)AFP