ライオンに襲われガイド死亡、セシルがいた国立公園 ジンバブエ
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【8月26日 AFP】ジンバブエの警察当局は25日、人気ライオン「セシル(Cecil)」が殺害された同国の国立公園で24日にサファリツアーの観光客6人を案内していたガイドの男性がライオンに襲われて死亡したと明らかにした。
現場は、同国最大の自然保護区であるワンゲ国立公園(Hwange National Park)。観光客らが、木の下にいた子連れライオンの群れを見に車を離れたところ、ガイドのクイン・テレンス・スワールズ(Quinn Terence Swales)さん(40)が襲われた。
「何匹かの子ライオンが観光客らの近くに来た。するとライオンの成獣が彼らに向かってきた」と警察のチャリティー・チャランバ(Charity Charamba)報道官がAFPに語った。「大人のライオンはしばらく後ろに下がっていたが、突然ガイドを襲って首と肩をかんだ」という。
スワールズさんはリゾート地の町ビクトリア・フォールズ(Victoria Falls)の病院に搬送されたが、死亡が確認された。同報道官はワンゲ国立公園の訪問客に「人懐こく見えても動物はどんな行動をするか予測できないので、常に警戒してほしい」と注意を呼び掛けた。(c)AFP